ハングリー精神
普通にこの言葉は、ボクシングの世界にもあるそうだ。
戦後間もない年に生まれた私は、物がない時代で成長した。
台所でいうと、かまどで薪をくべ、煙が目にしみた記憶があり、わくらかまどでそれが解消し、石油コンロでなべのすすがなくなり、ガスコンロで火力もあり食事の支度が楽になった。
この年月わずか、10年足らずで台所も進化した。
基地の町で育った私は、洋風の食事も多々あった。世の中が激動(復帰運動、学生運動)でもあり、
早く自立して、サラリーマンになりたかった。実家の父は軍雇用員で母は農業をしていた。キビと米作をし、ユイマールで楽しそうにやっていた。
でも、農業は大変だから勉強してサラリーマンになったほうがいいと口癖のようにいっていた。
その背中をみて育った私は「ふまれても強くたくましく雑草のように生き抜くのだと思い、親を楽させたいと思った」
それが、ハングリー精神に結びついたのかなと
それが、親になって子供達にも「満足した豚になるより、やせたソクラテスになれ」とエールを送りたい。
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