風呂掃除

 我が家の風呂掃除とトイレ掃除は、今まで夫が受け持っていた。

結婚以来、夫は週末になると、朝食を済ますと掃除がはじまるのである。

それも、「水をだして、止めて」と声がかかると、私は手を止めて行くのである。

もちろん、人にお願いするのは悪くはないが、毎回、毎回となると考えてと言いたくなるが、いえない自分がいた。

 その掃除が私が退職するまで続いたが、夫は妻の家事能力を評価してくれなかった。

それが、私に時間ができると、まずはトイレに蛇口をつけてもらい、10分もあれば済むようになった。

風呂掃除は、カビが気になり、ある日台所用のキッチンハイター(100円ぐらい)をふりかけ、風呂掃除用のゴム靴を履き、風呂桶はスポンジで、タイルはたわしで、臭いは換気扇をまわし、すると掃除がはかどり一気にきれいになった。

 風呂専用の洗剤でもっと手際よくできるかもしれないが、私にはこのキッチンハイターが気にいっている。

30分もあれば終わる掃除に負い目を感じていた自分が切ない。

私は家事の分担と割り切っていても、掃除をする側がやってあげていると思っている限り解決しない。

でも、私は夫に「長い間掃除をしてくれてありがとうね」と言いたい。

 

スポンサードリンク

この記事のタグ

▲このページのトップへ