まさかの事態｜FX会社選び方ズバリ！

まさかの事態がホントに起きた

　取引をしているFX会社から一通の郵便がＢさんに届きました。会社の倒産を伝える文面に、最初Ｂさんは意味が分かりませんでした。というより、事態の深刻さにピンと来なかったのです。

　ＢさんはそのFX会社に１３００万円の保証金を預けていました。その保証金の返還について、文面では一切触れられていないのです。「まさか……」。Ｂさんの心の中にイヤな予感が芽生えました。

　実際、その「まさか」が現実になりました。FX会社に預けた投資金を、そのFX会社が自分の取引に運用して、大きな損失を出していたのです。もちろん、Ｂさんの投資金は戻ってきません。Ｂさんの子供をこのお金で大学院進学させるつもりだったのですが、できなくなってしまいました。

　「私ら客のお金に手を着けるとは！」。しかし、あとの祭りです。このFX会社が顧客の投資金を信託保全していないことを、のちに知りました。

　「FX取引をする前に調べておくことが１つあります。FX会社が投資金を信託保全しているかどうか、です。ここが一番重要です。未だに信託保全をしていないFX会社が少なくないようなので、優良なFX会社を探しましょう」とＢさんは語っています。

　FX業界には今も新規参入の企業が相次いでいます。怪しいFX会社もあります。Ｂさんのようにならないよう、顧客の投資金はすべて信託保全してあるFX会社を選びましょう。

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