王直属・SATがゆく

沖縄ツーリスト那覇支店の儀間直美さんにSAT隊員もクラッ

 takaraさんから寄せられた調査依頼はこうである。
 <私は会ったことがないのですが、知人が旅行券を取りに行った時に、思わず 吸い込まれそうな目をしていて、つい「可愛いね」っていってしまいました…… そうです。場所は、国道58号線とまりん向かいの沖縄ツーリスト那覇支店にお勤 めの儀間さんだと言うことです。 私も会ってみたいです>

 というわけで、代わりにSAT隊員が会ってきた。 まずは写真を見てほしい。おしゃれでしょ。華がある。 華原朋美に似ている。永作博美のような凛とした感じに 見えることもある。

 撮影の時、最初は少し緊張気味だったけれど、 少しずつほぐれてきて、笑顔を見せてくれるようになった。 笑った時の目元が一瞬、癒し系女優の松嶋奈々子と そっくりになる。どういうことかと言うと、 ほんわかした雰囲気が目元に宿るのだ。 「吸い込まれそうな目」はこれに違いない。

 わずかここまでの原稿で華原朋美と永作博美、 松嶋奈々子という芸能人の名前が出るのだから、 すごい。では、横顔を紹介しよう。

 1978年1月24日、那覇市に生まれた。ホテル勤務を したいと思っていたが、専門学校時代に進路を 旅行会社に変えた。いろんな場所に行ける添乗員に 憧れたからだ。

 沖縄ツーリストに入社し、夢をかなえる。 那覇支店のカウンターでの接客業務などのほか、 2ヶ月に1回くらいの割合で添乗員をしているのだ。 国内では九州全県、山口県、広島県、東京都、 神奈川県、北海道、青森県、秋田県、大阪府、 京都府、兵庫県……と日本の大半を“制覇”した。 海外は香港と台湾、タイを訪ねた。

 お客さんより先回りして 切符の手配などをしなければならないので、 けっこう走る機会がある。ある意味では大変な仕事だ。 しかし、「いろんな所に行けるし、温泉にも入れる」うえ、 お客さんから感謝されるので、仕事を楽しんでいる。 今までに訪ねた中で一番よかったのは「上高地」だ。 その自然の素晴らしさに心を震わせた。

 趣味は読書である。村上龍は「表現が面白い」ので好きだ。 ベストセラーや話題の本も読む。休日は図書館に 行き、本を借りることが多い。

 4人きょうだいの末っ子である。 10年後の夢を聞くと「1年後の自分さえ想像できないので、 10年後となると……。でも、しっかりした大人の女性に なっていたい」とはっきり語った。でも、これは 謙遜であるとSAT隊員は思う。人の世話を焼く 添乗員という仕事を通して鍛えられてきたせいか、 すでに十分しっかりしている。

 調査依頼をくれたtakaraさんたちへの伝言は、 「支店には私よりもっと美しい人がいっぱいいるので、 彼女たちに会いがてらチケットを買いにきてください」。 沖縄ツーリストをさりげなく売り込める手腕は、 しっかりしている証拠である。

 “弱点”がないわけではない。ここだけの話だが、 音痴だと自己申告した。それを自覚して以来、 カラオケを自粛している。(沖縄王・西野浩史)





©2002, 有限会社沖縄王