国道331号線にあるこの看板が目印だ


店の前で整然とお出迎え


アンティークに囲まれて


太平洋を見下ろす席


天井近くまで陳列されている。上のほうに並ぶ赤い箱が王朝時代の琉球漆器だ


戸外もアンティーク



住所:玉城村百名1681
地図
電話:098-948-2138
営業時間:11月から3月は午前9時〜午後7時、4月から10月は午前9時〜午後9時
定休日:年中無休 駐車場:10台くらい可能




コーヒーとアンティークの店「民具の館」

 人間くらいの大きさのシーサーの置き物や 昔の郵便ポストなどが店の前に並ぶ。店内にも アンティークな物がにぎやかに置かれている。

 一つひとつを見てみると、パイプオルガンや象牙細工、 振り子式の大時計、人形、ブローチ、ランプ、とっくり、 ブロマイド、家具、腕時計……といずれも年代物という感じだ。 こうした物々が、落ち着いた雰囲気を醸し出す。

 この店は、嶺井久さんがJAを定年退職したあと、 2001年3月に開いた。高校時代から集めてきた物の ごく一部を飾ってある。歴史に関心があったことから、 古い物への興味がわいたのが始まりだ。買ったり、 愛好家同士で交換したりして、集めてきた。 物の“出身地”は20カ国にのぼる。

 沖縄の物もある。「20〜30年前までは、そこそこ古い物が ゴミに出されていたりした」。琉球王朝時代に士族が 使っていた漆器類もある。そうした物は沖縄戦のころは 本土に運び出されていた。 幸か不幸か本土の人はその価値が分からなかったようだ。 戦後、沖縄の人に発見され、無事“里帰り”した。

 店内にある物の多くは販売可能だ。 欲しい物があれば嶺井さんに相談してみよう。 3つの倉庫にまだたくさん抱えているので、 売れたらそのスペースに新しい物を出してきて並べることに している。

 こうした物を並べることで、注文のあとお客さんが 楽しく時間をつぶせるというのも嶺井さんの狙いの1つだ。 確かに、私は店内をウロウロしてしまった。

 私が座ったのは、窓から太平洋を見下ろせる席だ。 用意されている双眼鏡で、 行き交う船や漁をしている船、 きらめく波などを見ることができる。

 取材で訪ねたのは、ムーチーの3日後(1月23日)だった。 ミックスサンドのセットを食べる私に、 嶺井さんの奥さんがほかほかのムーチーを 持ってきてくれた。こんな歓待精神はとてもうれしい。 寒い日だったが、身も心も温かくなった。(沖縄王・西野浩史)



メニュー

コーヒー
 オリジナルブレンド 380円
 モカ 400円
 ブルーマウンテン 450円
 水出しアイスコーヒー 380円
 カフェオレ 380円
 アイスオレ 380円
 ココア 380円

ティー
 ホットティー 350円
 アイスティー 350円

ソフトドリンク&ビール
 生オレンジ 380円
 パッションフルーツ 380円
 グァバ 380円
 シークァーサー 380円
 アセロラドリンク 380円
 レモンスカッシュ 350円
 メロンソーダ 350円
 カルピス 350円
 コーラ 300円
 トマトジュース 300円
 ビール 450円

フロート
 コーヒーフロート 450円
 コーラフロート 450円

フード
 ひらやーちー 400円(セットは650円)
 ミックスサンド 500円(セットは750円)
 フレンチトースト 400円(セットは650円)
 ピザトースト 450円(セットは700円)
 ホットケーキ 350円(セットは600円)
 ケーキ 350円(セットは600円)
 セットにはコーヒーかティーが付く 
 



©2002, 有限会社沖縄王