南来瑠2外観。入口付近の鉢植えのハーブがやわらかい風を受けて揺れている
オリジナルハーブティーの数々。ユニークなネーミングが評判だ
南来瑠2は近所のはごろも牧場でつくられる「やぎミルク」の販売店第1号でもある
住所：中城村北上原522-1
→地図
電話:098-895-3118
営業時間:午前10時〜午後7時
定休日:火曜
ホームページ
さとぬし(皇子） 1.5g×10袋 500円
うみないび(皇女） 1.5g×10袋 500円
うしゅがなし(国皇） 1.5g×10袋 500円
みやらび(美童） 1.5g×10袋 500円
ルビーローゼル 25g入り 500円
サンローゼル 25g入り 900円
ローゼル塩漬 100g入り 700円
ジャスミン 10g 200円
サンローゼル 10g入り 400円
桑の葉 10g入り 200円
ルビーローゼル 10g入り 200円
ローズマリー 10g入り 300円
睦愛（かながな） 120円
偲姿(うみしのび) 500円
南香風の便り(切手つき) 590円
やぎミルク 90ml 250円
このほか、フルーツジュース、ジャム、野菜の種なども販売
（くらしこうぼう なんくるなんくる）
6月、ジューンブライドの季節ですね。 胸をときめかせている6月の花嫁さんの瞳を さらに輝かせてしまうような耳寄りな情報があります。 今日ご紹介する「生活工房 南来瑠2」は、 お店周辺にある広大なハーブ畑から オリジナルブレンドティーを製造、販売しているお店です。 披露宴お開き時のバスケットサービス用にかわいらしく ラッピングした2種類のハーブティーを準備しています。
そのオリジナル商品名は「睦愛」と書いて、 「かながな」とウチナー読みをします。南来瑠2の商品名は どれもユニークなものばかりです。睦愛の2種類のティーは 「さとぬし(皇子）」、「うみないび（皇女）」と名付けられています。 「さとぬし」は老化防止の効果があるローズマリーと健胃薬として用いられている ウコンのブレンドティーで、「うみないび」はクレオパトラも愛したと伝えられる ローゼルと「天使の贈り物」と言われるローズのブレンドティーです。
ネーミングといい、ブレンドティーの内容といい、新たな門出を 祝うのにふさわしい一品といえます。披露宴の帰りに、こんな洒落た プレゼントを美しい花嫁から手渡されるなんて、 まさしく幸せのおすそ分けを形にあらわしたようなものです。 披露宴会場から家路にたどりついた方々は、おいしいハーブ ティーにほっと一息つきながら、あらためて二人の幸せを祈ることでしょう。 睦愛が商品化される前に披露宴をあげてしまった既婚者の私 （編集部員S）としては、こういう素敵なバスケットサービスを もはや演出する機会がない（はず）のが、ちょっと残念です。 未来の花嫁さんたち、素敵なウェディングの参考にしてみては いかがでしょう？
ほかにも、ローゼルとフルーツがブレンドされた「みやらび(美童)」、 桑の葉・ローズマリー・ウコンをブレンドした「うしゅがなし(国皇)」、 ウコンの「かりゆし(福来）」など、 オリジナルティーが充実しています。 また、「南香風の便り」という商品は5種類のオリジナルティーを1つにまとめ、 絵葉書感覚ですぐに投函できるようにつくられたものです。 あて先の上の部分には「POST CARD」ではなく、「POST TEA」と記されています。 切手が貼られているものも用意されていて、すぐに おいしいハーブティーを郵送することができます。
それから、法事用の商品に「偲姿（うみしのび）」という ローズマリーティーがあります。なぜローズマリーなのでしょうか？ それは、 シェークスピアの「ハムレット」（第4幕第5場）の次の言葉に由来しています。 「これは、ローズマリー。ものを忘れぬようにする花よ。 ね、おねがいあなた、私を忘れないでね」。偲姿には1.5ｇの ローズマリーティーが5袋入っていますが、 一般的に出回っている法事用のお茶のサイズより一回りほど 小さなサイズとなっています。女性のセカンドバック や男性のスーツのポケットにおさまるようにという こまやかな発想から生まれた商品なのです。
店長の星野淳子さんは、このようなユニークかつ こまやかな商品開発を手がけている方でもあります。 ハーブティーの効能など商品について具体的に知りたいことが あれば、星野さんに気軽に聞いてみるか、 南来瑠のホームページにアクセスしてみましょう。
お店の入口左手奥に目をうつしてみると、 手織り工房、エコクラフト教室のスペースとなっています。 いずれも予約制です。手織り工房では 足を使わないガットリハビリという機織機を使って、 ショールやタペストリーを仕上げていきます。淳子さんの マンツーマンの指導で、まったくの初心者でも 早ければ1日で作品を仕上げることができるそうです。 さまざまな糸を使ったり、 織りあがった上から刺繍をほどこしたり、 作者のオリジナリティーを思う存分発揮することができます。 機織機の横には淳子さんの綴った次のような文章がありました。 「ひとすじの糸からあなただけの一枚の布へ 1/世界（せかいぶんのいち）のあなただけのたった一枚の布織ってみませう」。
「なるようになるさ」という意味の店名をもつこの空間は、 「知恵ある生活の提案」と「癒しの空間の提供」という2つの コンセプトを見事に体現しています。1400坪の敷地に ローズマリーの迷路を計画中です。癒しの空間はさらに広がりを みせるようです。これからも南来瑠2に目が離せません。
©2001, 有限会社沖縄王