住所:知念村久手堅599-2
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電話:098−948−4535
営業時間:午前11時から一番星が見えるころまで
定休日:火・水曜
駐車場:10台ほど

メニュー
コーヒー 400円
アールグレー 400円
ハーブティー 450円
コーラ 300円
オリオンビール 350円 生ジュース(ゴーヤー、にんじん、グレープフルーツなど) 400円
オレンジジュース 400円

ピザ 800円
ビーフカレー+サラダ 700円
自家製ケーキ 350円
きのこのつぼ焼き 1000円


「ポランのひろば」

 店の名前は宮澤賢治の詩集からもらった。「みんなが元気で、 自分らしく楽しめる広場であり、明日への活力を養うことが できる理想郷なんです」とオーナーの運天常茂さんが教えて くれた。このお店が目指すものが、温かみとともに伝わってくる。

 外観はご覧の通り山小屋風だ。店内の床や壁、そのほかも 木で作られている。心地よさは、ふんだんに使った木にあるのかも しれない。自然に抱かれた雰囲気の中で飲食するもよし、 店の外に出て海の見えるテラスで飲食するもよし。 落ち着いた空間と時間を過ごしているうちに、 じわじわと鋭気がみなぎってくるのを感じる。

 お店を始めるにあたり、運天さんは妻の紀美枝さんとともに 丹念に土地を探してまわった。紀美枝さんが糸満出身ということもあり、 沖縄本島の南部の海岸沿いを重点的に探した。そして出会ったのが、 この土地だ。

 運天さん夫妻は大阪での生活が長かった。娘の南海子さんが難病に かかったのを機に、古里に戻って療養させようと思った。しかし、 大阪育ちの南海子さんはすぐにはうんと言わない。 ようやく「青い海と空のある沖縄に帰ってもいい」と言うようになったときには ・・・。

 南海子さんの遺志を大切にしたいという思いが、 この場所を選ばせた。営業開始は2000年12月8日。

 一番星になって輝く南海子さんは今日も見守っているに違いない。


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