翁長朝(おなが・はじめ)さん

 若き日の志垣太郎(分るかな?)とジョントラボルタを足して2で 割ったような甘いマスクと同様に、対応も紳士的で穏やかである。

 2年前の4月、衰退の一途をたどる那覇市前島界隈の活性化を図るため、 地元商工会と芸大生が力を合わせて、デザイン画や彫刻、写真などを 街のいたるところに掲示する「ストリートミュージアム」を企画・開催した。 結果は上々で、それ以降年1回のペースで同様の催しを開いている。 米国の芸術家のメッカであるソーホーよろしく、「前島=芸術の発信地」 というイメージが、徐々にではあるが定着しつつある。 その仕掛け人の1人が翁長さんなのである。

 前島のシティ−コ−トホテル裏にある 前島アートセンター運営者という肩書きを持つ。 会社勤めをしていたことがあるけれど、 学芸員(図書館の管理運営が出来る資格)の 資格取得の夢を捨てきれず、あっさり退社した。

 人生を模索しながら、自分の存在異義を考え、 夢を追い続ける姿勢に共感せずにはいられない。 ましてや地域の活性化に貢献しようという姿勢は 今時の若者には珍しい情熱を私は感じる。

 「まだ仕掛けたばかりですよ。芸術の発信地としての 知名度が上がるはもう少し先ですかね。楽しい反面、 趣味のロックバンドの練習に行けないのが少し寂しい気もします」

 前島3丁目にあるアートセンタ−の隣は喫茶店を兼ねており、 午後なら翁長さんが常駐している。「気軽に作品を観に来てください。 作品展示の相談にも乗りますよ」

 興味のある方は、素敵な翁長さんとコーヒー片手に 芸術談義でもしてみてはいかが?(沖縄王・BEEN仲栄真)

特定非営利活動法人前島アートセンター(電話098‐863‐0244)運営者
西原町生まれ。25歳






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