沖縄で結婚式を挙げたい! そんな本土のカップルが少なくありません。海外での結婚式もいいですが、パスポートをとったり、時差があったり、言葉が分からなかったり、治安が悪かったりして、いろいろな不安があります。でも、沖縄なら大丈夫。日本ですからね。沖縄なら青い海に青い空を前にリゾートウエディングができます。
特に最近は沖縄県内にリゾートウエディングができる施設が増えていますから、選ぶ楽しさもあります。
参加者を本土から沖縄に連れて来るのは少し大変ですが、でも、「沖縄観光もできて楽しかったよ」と喜んでもらえます。
気になる航空運賃ですが、結婚披露宴をする場合は数カ月前に日程が決めますから、早割などで割り引きのチケットを手に入れることができます。
本土のカップルが沖縄で結婚式を挙げるつもりなら、絶対に必要なのは現地の下見です。遠いから電話で済ませよう、なんて考えてはいけません。
下見で最低限チェックすべきことを挙げておきます。
(1)空港から会場までの足はどうなっているか(送迎の有無など。往復とも)
(2)宿泊施設はあるか
(3)付近にアフターウエディング(2次会など)ができる店などがあるか
(4)収容人数(独立系チャペルは収容人数に限度がある)
(5)食事の中身
(6)費用
(7)雨天の場合
(8)台風で飛行機が飛ばなくなった場合(それでも費用がかかるかどうか)
本土から沖縄に行く場合はたいていは飛行機です。沖縄は国内有数の観光地ですから、けっこう全国各地の空港とつながってきます。ただし、航空運賃は安くないので、早割などでチケットを予約すると経費が浮きます。善は急げです。
沖縄で結婚式を挙げる場合最も問題になるのが台風です。沖縄の梅雨明けの6月下旬から10月中旬くらいにかけては台風に直撃される恐れがあります。直撃を免れても、影響は大きいので、せっかくのリゾートウエディングが雨天ということもあります。
沖縄は雨が多いところです。スコールのようにざーっと降ってカラッと晴れる天気がよくあります。通り雨というやつです。
せっかく沖縄で結婚式を挙げるなら、雨を避けたいものですが、スコールだけは予想できません。スコールに見舞われたらそれはそれで沖縄らしい雨ですから楽しみましょう。
ただ、梅雨の季節はあらかじめ分かりますから、避けた方がいいかもしれません。沖縄の梅雨は、5月の連休明けに梅雨入り、6月23日に梅雨明け、というのが一般的です。この時期はよほどのことがない限り、沖縄のリゾートウエディングは避けたほうがいいでしょうね。
万座ビーチホテルの近くにある独立型の教会が「アールイズ・スイート」です。バリやグアムにもアールイズの教会があります。
アールイズ・スイートも海を臨むロケーションです。収容人数は立席で55人、着席で48人です。スイートルームの控え室があり、シャワー完備です。隣にはホテルを改造して作った披露宴会場があります。おいしい料理が評判です。
住所は恩納村です。那覇市内から1〜2時間かかります。
万座ビーチホテル内にあるのがコーラル・ヴィータ・チャペルです。本土企業であるワタベウエディングがやっています。
住所は恩納村瀬良垣です。チャペルの名前の由来は、「コーラル」=「サンゴ」、「ヴィータ」=「生命」、「チャペル」=「教会」です。
ナイトウエディングもしています。
「リザン・ル・アンジュマリー教会」は「リザンシーパークホテル谷茶ベイ」にあるチャペルです。
リザンシーパークホテル谷茶ベイの大きな特徴は沖縄海岸国定公園の中にあることです。800メートルものロングビーチがありますから、目を奪われるに違いありません。このロングビーチのエメラルドグリーンの海が挙式会場の前に広がります。
「リザン・ル・アンジュマリー教会」は恩納村にあります。国道55号を2時間くらいかけて北上するか、沖縄自動車道を1時間くらい通って石川ICで降りるか、です。
ムーンビーチ・シレーナ教会は老舗であるホテルムーンビーチの中にあります。ホテルムーンビーチを知らない県民はいません。リゾートホテルのパイオニアです。
ムーンビーチ・シレーナ教会の特徴として、ブライダルサロンがホテルムーンビーチの中にあることが挙げられます、教会の収容人数は30人くらいでアットホームな感じです。ホテルムーンビーチ自体がアットホームな感じですから、沖縄の老舗の風格の中でウエディングをしたいカップルにはぴったりです。
JALプライベートリゾートオクマの中にあります。那覇からはずいぶん遠いですが、海は実にきれいです。沖縄のきれいな海を楽しみたい場合は、本島の北部まで足を伸ばすか離島にまで行くしかありません。不便さゆえの自然です。
JALプライベートリゾートオクマはコテージです。
オクマ・フェリシア教会のバージンロードは透明なガラスパネルで、その下には美しい白い砂が見えます。白い砂がバージンロードというのが粋ですね。
「アクアルーチェ・チャペル」は万座ビーチホテルにあります。万座ビーチホテルといえば、沖縄サミットでクリントン大統領らが宿泊したホテルです。抜群の格式があるのです。
薬師丸ひろ子さん主演の映画の舞台にもなりました。ロケーションが最高に素晴らしいのです。
「アクアルーチェ・チャペル」は昼間のほか、ナイトウェディングもやっています。
那覇空港から沖縄自動車道で約2時間、カヌチャベイホテル&ヴィラズというリゾートホテルがあります。そのにカヌチャ・ステラ教会があります。
祭壇から海が見えるロケーションではありませんが、教会を出てフラワー・シャワーを浴びる時、目の前に広がる海が見えます。幸せを実感するに違いありません。
カップルはホテルの広大な敷地内をトローリーバスでパレードできます。これは楽しいですよ。
恩納村のホテル・ルネッサンスリゾート沖縄の中にある教会です。
エメラルドグリーンの海が、愛を誓う祭壇から見えます。収容人数は60人ほどで、規模としてはちょうどいい感じでしょうか。教会には控え室やメイクルームなども備わっています。
独立型のチャペルで、読谷村のホテル日航アリビラから車で5分ほどの場所にあります。独立型とはいえ、バンケットがありますから、挙式のあとバンケットで披露宴ができます。バンケットもオーシャンビューなので、エメラルドグリーンの海に目を奪われるでしょう。
ホテル日航アリビラは沖縄県内でも人気のあるリゾートホテルです。参列者の宿泊をここにしておくと好評を得るはずです。那覇市内から少し遠いので、夜はホテル内のラウンジなどで過ごすことをオススメします。
読谷村のホテル日航アリビラに付属するチャペルです。参列可能人数は100人です。
ホテル日航アリビラに付設されているのが便利です。ホテル内の調度品はエキゾチックな感じです。内庭はとても美しいです。スペインをイメージしたホテルですので、その雰囲気を楽しみましょう。
沖縄の結婚披露宴には琉球音楽や琉球舞踊がつきものです。ホテルや教会は慣れていますから、相談してみるといいでしょうね。
沖縄の結婚式の始まりに琉球舞踊の演目の1つである「かぎやで風」は欠かせません。新婦側の女性が踊ることになっています。下手でもいいのです。身内が心を込めて踊ることが大事だとされています。
せっかく沖縄で結婚式や披露宴をするなら琉球音楽や琉球舞踊を活用するといいですよ。BGMにするだけでも沖縄の雰囲気がいっぱい味わえます。
沖縄には琉球舞踊の道場や三線の道場がいっぱいあります。そういうところに依頼して、式場で実際に披露してもらってもいいかもしれません。本物の沖縄を感じることができます。
沖縄の結婚式・披露宴での食事についてお話しします。これは式場によってさまざまです。沖縄料理を出すところもあれば、フランス料理のところもあります。中華料理を出すところもあります。
ホテルなら幅広い選択肢があるはずですが、独立型チャペルのバンケットは選択肢が少ない場合がありますから、式場選びの際にはチェックしておくことをオススメします。
沖縄は「島」ですが、そうはいってもけっこう広いです。那覇空港から車で2時間くらいかかるところもあります。友人や親戚を本土から招く場合ならなおさら「アクセス」を考えたほうがいいでしょう。若い人ならレンタカーで来ればいいのでしょうが、お年を召した人に見知らぬ土地をレンタカーで走らせるのはちょっとかわいそうです。会場への「足」の手配なども考えておかなければなりません。
沖縄のプレイスポットは那覇市と北谷町に集中しています。挙式に参加してくれた友人たちが遊びに出かけたい場合、ホテルの周囲に何もないというロケーションのホテルがありますから、これも少しだけ気をつけておきましょう。結論から言うと、そういう場合は無理に那覇市内などに出るより、ホテル内で過ごせばいいと思います。
せっかく沖縄に来るのですから、観光してみましょう。
一番人気なのは沖縄本島北部にある「美ら海水族館」でえす。閉館の1時間前には混雑がなくなりますから、狙い目です。
中部なら北谷町です。若者向けのストリート、観覧車、サンセットビーチ、りんけんバンドのライブハウス「カラハーイ」、雑貨屋などがあって、飽きません。
那覇なら国際通りでしょう。土産物屋、ステーキ屋、市場など、いろいろなものがあります。
南部なら、ひめゆり平和祈念資料館、琉球舞踊館うどい、県立平和記念資料館、平和の礎などです。沖縄戦を知ることは礼儀といっていいでしょうね。